オーロ・クロニー

「議会」の一角であり、神々より作られし三番目の概念「時間」の典獄にあたる。 在り方が人間によって一番歪められた概念である。刃を取り始めたのは無意識な行動ではあるが、本人もきっと喜んで動いている。「時間」から逃れられる人間はいない、ほとんど人間もまた彼女の牢獄からの解放を望まない。 本来「時間」という概念の役割は歯車として、他の概念と連携を取るための存在であった。 ただある日、人間は日の出や日没に意味を与え、その発想は「時間」に刻まれた。それ以来「時間」は人間のみにしか認識できない概念となり、それを紡いだ罪として「時間」に囚われ始めた。然る後、彼女は生ある者を時の牢獄に捉えるためだけに動く獄吏と化した。無口でクールな性格は昔から変わってないが、今の彼女は加虐を嗜むようなプライド高き典獄である。
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